ロシアの国立ウイルス学・生物工学研究センターは10月25日、電子顕微鏡で撮影した新型コロナウイルスデルタ株の写真を初めて公開した。撮影されたデルタ変異株はアフリカン・グリーン・モンキーの腎上皮細胞の培地で人工的に培養されたもので、電子顕微鏡で撮影された実像となる。世界保健機関(WHO)が発表した情報によると、デルタ変異株は2020年10月にインドで初めて確認された。他の変異株に比べて潜伏期間が短く、ウイルスの毒性が強いという特徴がある。またデルタ変異株は人体の器官で生き残る時間が長いため、患者が完全に回復したかどうかを判断することがより困難となっている。(編集TG)
「人民網日本語版」2021年10月27日