六中全会

「海底で針を通す」!6万トンの沈埋管がミリメートル級の精度で接合

人民網日本語版 2021年11月30日13:37

「姿勢をキープ」。大連湾海底トンネル沈埋管工事船で、設置チームの全員が測量・制御システムのディスプレイに表示されるデータを見つめていた。中交一航局大連湾海底トンネル設置チームメンバーの田普江氏は、「13時間以上の設置を経て、E12管とE11管が接合した。すべての標準沈埋管の1本の重量は約6万トンで、海底トンネルの節目の接合は、誤差をミリメートル級にする必要がある」と述べた。新華社が伝えた。

E12管の沈下水深は約25メートルで、ケーブルを下ろすスピードを厳格に制御する必要がある。工事品質を保証するため、最後の10センチメートルの接合に1時間半かかった。ミリメートル級の接合の精度を実現するため、設置チームは沈埋管の軸線の差に基づき工事船と沈埋管の姿勢をリアルタイムで調整する必要がある。

狭い海域での工事、航路の近くでの工事、寒冷条件下での海上作業……設置チームのメンバーである王殿文氏は、「沈埋管の設置において多くの困難を克服した。海流や波などが目まぐるしく変化するため、常に全神経を集中し、生じうるアクシデントに対応しなければならない」と述べた。

大連湾海底トンネルプロジェクトの工事海域は地質状況が複雑で、海底の暗礁が多い。沈埋管を正確に接合するため、プロジェクトチームは3年以上にわたり技術の研究開発に取り組んだ。昨年12月9日に沈埋管1本目の設置に成功してから、すでに12本が設置されている。(編集YF)

「人民網日本語版」2021年11月30日

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