六中全会

冬季五輪のテクノロジー応用、座席の温度が10秒で40度に上昇

人民網日本語版 2021年11月22日13:23

「テクノロジー冬季五輪」は2022年北京冬季五輪の主な特色で、61件のプロジェクトの228項目の技術がテスト大会、選手の練習、冬季五輪関連の準備作業において次々と試験的に応用されている。

科学技術部(省)社会発展科学技術司の呉遠彬司長はこのほど、「技術の研究開発を通じ、計画・設計、建設・施工、運営・メンテナンスなど複数の面でキーテクノロジーの新たなブレイクスルーを達成しており、冬季五輪会場の質の高い建設をサポートしている。雪上会場を例にすると、初めて国際基準に合致する競技型人工断面コースの設計方法及び建造のキーテクノロジーを確立し、崇礼国家スキージャンプセンターと首鋼スキージャンプ台センターの建設における応用に成功した。うち首鋼スキージャンプ台は正四面体のモジュールと正四面体の接続ノードを開発し、異なる競技のコース断面の変化を実現した」と述べた。

また国家ボブスレー・リュージュ・スケルトンセンターのコースが長く、高低差が激しく、カーブが多いことによる精度と温度差制御の難題の解決に成功し、初めて360度回転カーブの1度の射出成形を実現し、同時に延慶の強震エリアにおける耐震の需要を満たした。

「持続可能な開発」は北京の2022年冬季五輪招致の3大理念の一つだ。国家スピードスケート館は世界で初めて超大氷面に二酸化炭素(CO2)遷臨界直冷技術を使用して製氷した冬季五輪スピードスケート会場で、CO2排出量がゼロに近い。低炭素・グリーン競技場建設のモデルプロジェクトになった。

既存の会場の改造において、テクノロジーイノベーションが「鳥の巣」のスマート化と「ウォーターキューブ」の「氷と水の切替」といった改造を力強くサポートしている。呉氏によると、国家水泳センターはウォーターキューブから「アイス・キューブ」に変わる。プレハブ型のスピーディな取り外しや平準化動的モニタリング技術を採用することにより、20日以内に「水と氷の切替」を完了し、国家水泳センターによる画期的な世界初のスマートでスピーディに取り外し可能な水・氷切替会場の完成をサポートする。

屋外観戦中の寒さの問題を解消するため、座席及び立ち見席の観戦環境の快適性を高める技術が研究開発された。体感温度が氷点下20度の場合、設備の表面温度を10秒以内に40度以上になることを実現し、観客を温かく快適にすることができる。

北京冬季五輪組織委員会技術部の喩紅部長は同日、北京冬季五輪の技術応用についても報告した。

注目を集めている5G信号はすべての会場と会場に通じる道路をカバーする。高速で走行する京張高速鉄道も、安定的かつ連続的な5G信号でカバーされる。

これは超高画質動画や各種スマートサービスなどの新たな応用シーンに必要なネットワーク接続を提供する。間もなく開設される8Kチャンネルをつければ、観客はテレビで8K中継画面を見られるようになる。また冬季五輪会場や都市広場などの場所の8K端末にも超高画質画面が映し出されるようになる。(編集YF)

「人民網日本語版」2021年11月22日

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