トルコ現地時間8日午前10時頃、中車株洲電力機車有限公司(以下、「同社」)がトルコ向けに研究・製造した地下鉄が試験運転を開始した。地下鉄の時速が120.75キロメートルに達すると、試乗に参加したトルコのアディル・カライスマイルオール運輸インフラ大臣は現地主要メディアを前にし、「同地下鉄はトルコの地下鉄運行時速の記録を更新した」と、これまでの最高時速記録の80キロメートルを上回ったことを発表した。中央テレビニュースが伝えた。
今回の地下鉄の試験運転距離は約30キロメートル。中国製の地下鉄は運行中に「静かで高速で高効率で快適」という高い質と優れた性能を示し、トルコの運輸インフラ大臣及びメディアから称賛を集めた。カライスマイルオール氏は、世界で新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、世界の同業者の納期が約18−24ヶ月を必要とするところを、中車株洲電力機車有限公司はさまざまな困難を乗り越え、わずか6ヶ月で地下鉄の製造と引渡しを終えたことに対して心からの敬意を表した。
情報によると、今回トルコに引渡しされた地下鉄の定員は1100人。これは同社独自の研究開発の最新の成果となる。同社は昨年1月、トルコ運輸インフラ省インフラ投資総局と176両の地下鉄列車プロジェクトの販売・調達契約を結んだ。今回は同プロジェクトから初めて試験運転に投入された4両編成の車両となる。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年11月12日