生殖腺の分泌物を木の幹にこすりつける野生のジャイアントパンダ(写真著作権は東方ICが所有のため転載禁止)。
四川省にあるジャイアントパンダ国家公園綿竹エリアでこのほど、赤外線カメラが珍しいパンダの姿を捉えた。大きなお尻とがっしりした体型のパンダが木の幹にマーキングをしている様子は、なんともユーモラスだ。ジャイアントパンダ国家公園綿竹管理中央ステーションの職員は、今年5月に同公園綿竹エリアに設置した赤外線カメラ40台のデータを回収したところ、今回の珍しいパンダの映像を発見した。これは、動物のマーキング行動の一種で、成年パンダは例外なく、それぞれ縄張りを持っており、生殖腺の分泌物を木の幹にこすりつけることで自分の縄張りであることを主張し、傍を通りかかった他のパンダに警告を発する。このほか、発情期になると、パンダは自分の分泌物によって異性を惹きつけ、繁殖の準備をする。(編集KM)
「人民網日本語版」2021年12月6日