初冬は、カキが最も美味しい旬の時期となる。広西壮(チワン)族自治区欽州市の竜門七十二涇海域を中心とした1万ムー(1ムーは6.67アール)以上のカキ養殖拠点には、カキを養殖するいかだが一面に並び、あちこちから出来の良さを喜ぶ声が聞こえてくる。
欽州市で養殖されたカキは身がプリプリとしていて、独特の旨味があり、栄養が豊富で、「海のミルク」と呼ばれている。
ドローンで撮影したカキを養殖するいかだが並ぶ茅尾海の海域(撮影・敖帥昌)。
統計によると、2020年、欽州市のカキの養殖面積は15.3万ムー、生産量は28万3000トン、使用された垂下連の数は年間1億6000万本、採苗・養殖の生産高は30億元(1元は約17.78円)に達している。
独特の旨味があり、作り方も簡単なため、中国でも人気の殻付きカキの炭火焼(撮影・敖帥昌)。
欽州はカキの養殖面積や生産量、採苗、養殖は華南エリアでトップとなっており、その稚貝は広西チワン族自治区や広東省、海南省、福建省のほか、ベトナムやブルネイといった東南アジア諸国連合加盟国にも出荷されている。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年12月3日