海南省澄邁県と海口市を繋ぐ通勤列車がこのほど開通し、沿線の住民や観光客の交通手段に新たな選択肢が加わった。走る列車の外観はすっきりとしたデザインで、海南省の美しい景色に花を添えている。
澄邁県と海口を繋ぐ通勤列車の全長は51.4キロ。西から順に老城鎮駅、海口駅、長流駅、秀英駅、城西駅、海口東駅、美蘭駅の7駅を通過し、1日に17往復が運行される。片道の乗車料金は2元(1元は約 17.8円)からで、乗車距離は最短8キロ、始発駅から終点駅まで乗っても14元だ 。
列車の外観は、イラストがメインとなっており、澄邁地区の特産品であるコーヒーのほか、音符やピンクのリボンが主な要素となっている。車内は広々としていて明るく、澄邁県で生産されているオレンジやライチ、サツマイモ、ハニーポメロ、ツバキ、パイナップルといった微量元素が豊富な食品がキャラクター化して描かれており、とてもコミカルだ。
座席はレモンイエローが主な色調で、ポジティブで、ほのぼのとした雰囲気を醸し出している。また、乗客が車窓から美しい景色を見ながら、スマホの充電もできるようにコンセントが座席に設置されている。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年12月13日