六中全会

北京、中学生33万人カバーする無料のオンライン補習サービス開始へ

人民網日本語版 2021年12月10日16:47

北京市教育委員会はこのほど、「北京市中学校教師開放型オンライン補習計画(試行)」を発表した。同委員会の関係責任者によると、3段階に分けた試験的な実施を経て、北京市中学教師開放型オンライン補習の実施範囲が今回、市全域に拡大され、全ての中学生をカバーすることになる。市全域の中学校646校の学生約33万人は、2022年1月1日から、無料でオンライン補習を受けることができる。オンライン補習の科目は、語文(国語)、数学、英語、道徳・法治、物理、化学、生物、歴史、地理の9科目。時間は、学校の行事カレンダーが規定している各学期の月曜日から金曜日の午後6時から9時まで(祝祭日と夏休み・冬休みは原則的に含まず)となっている。北京青年報が報じた。

教師は補習で、デスクトップ型、またはノート型のパソコンを使用するほか、相応の補習ツールを使う。一方の学生はスマートフォンやタブレットPCといったモバイル端末を使用して、音声や画像、テキストなどを活用したリアルタイムオンライン補習を受けることができる。

計画では、北京市は今月末までに、教師と学生を対象にした、オンライン補習計画関連のトレーニングを行い、来年1月1日から、市全域の中学生を対象に本格的に補習サービスが提供されることになっている。

過去5年に中学教師1万4600人がオンライン補習に参加

同プロジェクトの実施は今回が初めてではなく、2016年11月に、通州区で第一段階の試験的実施が始まり、2018年3月には第2段階として、その範囲が平谷区、密雲区、懐柔区、延慶区、房山区に拡大。2019年10月には第三段階として大興区、門頭溝、経済開発区に拡大して、中学校187校の学生9万人をカバーするようになった。第13次五カ年計画(2016‐20年)期間中、中学生累計7万人が補習を受けた。補習の回数は累計で約200万人、時間は30万時間以上に達した。

今年7月14日の時点で、中学教師開放型オンライン補習プラットフォームで申請し、審査をクリアした教師の数は1万4600人を超え、区級以上の中核を担う教師が60%を占めている。(編集KN)

「人民網日本語版」2021年12月10日

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