12月1日、山西省太原市で新エネルギー車に試乗する市民。(撮影・張雲)
中国自動車工業協会が10日に明らかにしたところによると、2021年9月以降、自動車の月間生産・販売量が前月比で増加を続けており、自動車市場には全体として一定の回復の兆しがみられる。12月の生産・販売も前月比で増加を続ける見込みで、通年の生産・販売は2600万台を超え、前年に比べて小幅に増加するとみられる。このうち新エネ車は生産も販売も340万台を超えることが期待される。中国新聞社が伝えた。
同協会が10日に発表した21年11月の自動車生産・販売データ及び経済運営状況によると、11月も中国の自動車生産・販売は前月比増加の傾向が続いたが、前年同期比は低下した。生産は前月比10.9%増、前年同期比9.3%減の258万5千台、販売は前月比8.1%増、同9.1%減の252万2千台だった。
1-11月の生産は同3.5%増の2317万2千台、販売は同4.5%増の2348万9千台で、増加率は1-10月に比べて引き続き小幅に鈍化した。
また1-11月には販売上位10メーカーの販売量が2019万8千台に達して全体の86.0%を占めた。このうち上海汽車、第一汽車、東風汽車、北京汽車は前年同期に比べて減少したが、他のメーカーは増加し、中でも比亜迪(BYD)、奇瑞汽車、長安汽車、長城汽車は増加率が拡大した。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年12月11日