「大丈夫、疲れていない。早くトラックに積み込んで、早く出発し、西安に届けてあげなくては」。12月30日、四川省の成都農産品センター卸売市場内では、作業員たちがそのように話しながら、白菜やダイコンなどの野菜をトラックに積み込んでいた。新型コロナウイルスの感染拡大が続く陝西省西安市へ野菜の供給を支援するために、成都市では200トンの新鮮な野菜が確保され、夜通し作業を進めて、輸送された。紅星新聞が報じた。
ここ数日、西安市の新型コロナウイルス感染拡大への関心が高まるとともに、住民が生活物資を確保することへのプレッシャーも高まっている。成都農産品センター卸売市場・野菜部の責任者・買暁羽さんは、「関連の会社から、『野菜約200トンが必要』と電話がかかってきたので、夜を徹して野菜を集めている。夜10時から、各業者に電話し始めて、サプライヤー約10軒に連絡し、最終的に野菜約200トンを調達できた」と話す。
そして、「今回トラックに積み込んだのは、ダイコン35トンや白菜55トン、ジャガイモ30トン、タマネギ30トン、キュウリ10トン、ニンジン10トンのほか、ネギ、ショウガ、ニンニク、ブロッコリー、ズッキーニなど。野菜200トンは、午後2時から積み込み始めた。夜12時には積み終わり、大型トラック7台がまもなく西安に向けて出発する」と説明した。
また、「この野菜約200トンは31日午後2時には西安に到着する予定。今後も西安市の野菜市場と連絡を取り合い、必要な時に当市場もできる限りのことをして、西安市への野菜供給を確保したい」とした。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年12月31日