氷点下8度となった12月25日夜、山東省菏沢市成武県燕荘村の村民・王春鳳さんは、このところ新型コロナウイルス感染が拡大している陝西省西安市に寄贈する白菜50トンをトラックに積み込む作業をしていた。積み込み作業を手伝うため、自発的に集まってきた村民たちは、「自分には寄贈できる野菜はないが、力を貸すことはできる!寒いけど、心は熱い!」と、白菜を袋詰めしたり、トラックに積み込んだりしていた。

王さんは、燕荘村永晟果蔬種植専業合作社の責任者で、無公害野菜の栽培に取り組んでいる。西安市でこのところ、新型コロナウイルス感染が拡大しているのを受け、王さんは約4ヘクタールで栽培している白菜約50トンを無償で西安市の人々に寄贈することにした。
寄贈を決めた王さんは、家族や地元政府の全面的な支持を得ただけでなく、80過ぎの高齢者から十代の子供まで村民約60人が自発的に集まって、白菜のピッキングや袋詰めを手伝った。白菜が西安市の市民のテーブルに少しでも早く並ぶよう、市民の実際のニーズや新型コロナウイルス対策に合わせて配布は統一して計画されることになっているという。

ネットユーザーからは、「温もりをありがとう!」、「誠意溢れる山東の人たちに『いいね!』を送りたい」といった感謝や賞賛のコメントが次々寄せられている。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年12月27 日
おじいさん3人組がレストラン開店 夢はキャンピングカーで旅…
史上初!パリ五輪の開会式会場はセーヌ川 フランス
新たに7人が「日本軍慰安婦被害者」に認定 最高齢107歳
中国大陸で初のオミクロン株感染を確認
山東省煙台海域で貨物船沈没、9人が心肺停止状態
アモイ大学大学院博士課程で学ぶ聴覚障がいの女性
まるでキラキラ光る猫の目!象鼻山に現れた奇観 広西桂林
市民の人気集める冬至の「三九灸」 福建省福州
雪山の下にある「パンダ村」 パンダと距離を保って共生
カメラマンが捉えた中国各地の壮大なスケールの風景の数々