中国の南方エリアである浙江省出身の若者・張さんが、東北エリアの極寒の屋外に立つ金属製のポールを舌で舐めてみたところ、舌がくっついて離れなくなってしまったという顛末をとらえた動画がこのところネットで注目を集めている。張さんは、「吉林省長春市の学校に通っている。どうしても試してみたいという気持ちを抑えることができず、やってみたら、本当に舌がくっついてしまった」としている。ネットユーザーからは、「その勇気に敬意を表する」や「とうとう自分の代わりにやってくれる人が現れた」といった冗談交じりのコメントが寄せられている。中国日報が報じた。
張さんは取材に対して、「東北エリア出身の友達から、冬に屋外のポールを舐めると舌がくっついて離れなくなると、よく聞いていたけど、どうしても信じられなくて、自分でやってみようと思った」とし、「僕のスマホを友達に渡して撮影してもらった。最初は興奮していたけど、数秒後には舌が本当にくっついて離れなくなった。舌がちぎれるかと思った」と振り返る。
最終的に、張さんは舌を無理やり引き剝がしたが、口の中が血の味でいっぱいになったという。「イタイ目に遭ったけど、学生時代のいい思い出になったと思う。試してみたいという衝動に駆られることは誰にでもあること」と張さん。
実は「冬にポールを舐めるとどうなるか」という疑問を抱くのは、世界共通らしい。Q&AサイトのQuoraには、同じようなエキセントリックなチャレンジをしたことがあるという人が少なくないからだ。
例えば、フィンランドのあるネットユーザーは、「フィンランド人なら子供の頃、きっと試したことがあるはず。私の場合もよくある経験といった類のものだった。両親から冬に金属を舐めたりしたら、くっついて離れなくなり、とても痛い思いをするから、絶対に舐めてはいけないと教えられていた。でも、実際にやってみたらどうなるんだろうという思いをずっと抱いていた。そこで実際にやってみたところ、舌が金属にくっついてしまい、焦った。舌を無理やり引き剝がすと、皮が1枚めくれてしまい、ものすごく痛かった。でも私はこの街で一番頭のいい子供ではなかったようで、後にもう1度試し、そして同じ目に遭った。幸いにも、私は2回目で教訓を学んだので、それ以降は二度と冬に金属製のポールを舐めてはいない!」とコメント欄に幼き日の「武勇伝」を淡々と綴っている。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年1月4日