中国商務部(省)の高峰報道官は10日に行われたオンラインでの記者会見で、「米国ができるだけ早く中国に対する追加関税措置と制裁抑圧措置を撤廃し、双方の貿易協力の拡大のために良好なムードと環境作りを願う」とコメントした。新華社が伝えた。
高氏は、「中米経済交渉の第1段階合意は中米両国にとってプラスになり、世界全体にとってプラスになる。合意が発効して以来、中国は新型コロナウイルス感染症の打撃、グローバル経済の衰退、サプライチェーンの断裂などがもたらした何重ものマイナス影響を克服するために努力し、双方が共同で合意を実施するよう推進してきた。現在、中米双方の経済貿易チームは正常な意思疎通を維持している」と述べた。
高氏は、「中国は世界貿易機関(WTO)に加盟してから、加盟時の承諾事項を着実に履行し、WTOの補助金及び相殺措置に関する協定(SCM協定)における各項目の義務を遵守し、協定の下で禁止された補助金を全面的に撤廃した。WTOルールで使用が認められたその他の補助金については、中国の補助金の水準・方法はすべてWTOルールに合致している」と述べた。
高氏はまた、「中国経済が取得した成功は、政府の介入によるものだという見方があるが、それは事実と異なっている。過去40数年にわたる事実が示すように、中国経済の成功とは、改革開放政策の成功であり、市場メカニズムの役割を発揮することと政府の役割を発揮することの効果的な結びつきでもある。中国の改革開放は中国経済の発展を促進しただけでなく、世界経済の繁栄にも重要な貢献を行った」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年2月11日