2022年全国两会

中国の青年67.9%が「結婚・恋愛コストの低減」を期待

人民網日本語版 2022年03月09日15:58

今月4日に全国両会(全国人民代表大会・全国人民政治協商会議)が開幕したが、青年は結婚や恋愛をめぐるどのような議案や提案に期待を寄せているのだろうか?両会が開催されるのに合わせて、中国青年報社社会調査センターは「一番関心を寄せている両会の議題とは?」をテーマに、青年たちが何を期待しているかを調査した。2月28日午後4時の時点で、7万2242人から回答を得た。中国青年報が報じた。

調査では、結婚・恋愛の面で、回答者の73.7%が「経済的プレッシャーが一番の悩みの種」とし、63.9%が「仕事が忙しくて時間がない」、52.9%が「交友関係が狭すぎる」と答えた。その他、49.9%が「信頼できる交友ルートが少ない」、43.8%が「多くの人と集まる活動や社会活動がとても少ない」と答えた。

青年の結婚・恋愛に関して、多くの人はどんな議案や提案を期待しているのだろうか?調査では、回答者の67.9%が「公共サービスのレベルが向上することで、若者の結婚・恋愛にかかるコストが下がる」ことを、52.4%が「婚活・出会い系プラットフォームの参入規則を打ち出して、違反行為の通報、処分を強化する」ことを、50.7%が「青年組織が独身の青年が交友関係を広げるようサポートする」ことを、48.2%が「風俗や習慣を改め、社会全体が女性の結婚をめぐる好ましくないしきたりや慣習を改めるよう取り組む」ことを、45.2%が「主流メディアが結婚・恋愛をめぐる相談といった公共サービスを提供する」ことを期待していた。

既婚者である80後(1980年代生まれ)の白宇欣(仮名)さんは、「女性が夫婦関係や家庭において担う責任は男性より多い。しかし、女性がどんどん自立するにつれて、自己価値の実現を追求するようになるだろう。こうした状況下では、社会全体の女性に対するさらなる理解が必要だ。男性と女性が家庭や生活の責任を分担することを望む」と話す。

またある一線都市で公職に就いている徐軍さん(仮名)は、「婚活・出会い系プラットフォームを悪用して、詐欺行為を働く悪い人もいる。それを見抜くのはとても難しい。だから、関連当局が厳格に審査することを望んでいる。また、政府や青年組織が筆頭となり、出会い系プラットフォームを立ち上げ、若者のために安全な出会いの場を提供することを望んでいる」としている。(編集KN)

「人民網日本語版」2022年3月9日

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