世界陸上競技連盟(WA)の独立監視部門「インテグリティー・ユニット」(AIU)は21日、「女子競歩のエレーナ・ラシュマノワ選手(ロシア)に禁止薬物の使用で2年間の資格停止処分を科す。また、同選手が2012年ロンドン五輪陸上女子20キロ競歩において世界新記録で獲得した金メダルをはく奪する」との通達を発表した。ロンドン五輪でラシュマノワ選手に次いで2位だったオルガ・カニスキナ選手(ロシア)もドーピング違反により銀メダルを剥奪されている。そのため、同大会陸上女子20キロ競歩では、中国人選手が金・銀・銅メダルに繰り上がることとなった。当時銅メダルだった切陽什姐選手が金メダルに、劉虹選手が銀メダルに、呂秀芝選手が銅メダルに、それぞれ繰り上がった。(編集KM)
「人民網日本語版」2022年3月22日