ロボットが自動巡回 ロボットアームで野菜を収穫

人民網日本語版 2022年04月21日15:09

農業農村部(省)華南熱帯スマート農業技術重点実験室並びに華南農業大学農村振興研究院農村振興小院(略称は「スマート小院」)落成式が19日、華農啓林北実験拠点で行われた。広州日報が伝えた。

華農啓林北実験拠点に足を踏み入れると、高くて大きなドーム状の白い建物が、緑の実験田の中にそびえ立っているのが見えた。これがスマート植物工場だ。この光が差し込む建物の中で、トマト、ナス、トウガラシ、イチゴなどの野菜・果物がすくすくと育っており、環境スマート管理・制御一体型装置、作物巡回ロボットなどが働いていた。

スマート植物工場の裏はスマート家禽工場モデルパークだ。そこには「スマート籠」の中で暮らすアヒルのひなの群れがいる。卵の孵化、卵商品の検査、卵胚の活性検査、孵化後のアヒルの飼育、糞便の処理などがすべて機械によって行われる。

スマート小院はスマート農業感知技術、アルゴリズムモデル、設備及び農機と農芸が高度に融合する正確管理・制御プラットフォームを集めており、華南農業大学の先進スマート農業重点成果の展示、試験、応用推進プラットフォームになっている。うちスマート植物工場はハウス主体、栽培施設及び各種スマート設備システムがあり、感知設備エリア、アルゴリズムモデルエリア、作業設備エリアに分かれており、作物の播種・管理・収穫の全ライフサイクルの温度・光・水・土壌・空気のスマートモニタリング及び作業指導・調整を実現できる。一方、スマート家禽工場は、スマート孵化装置、卵の胚及び卵商品識別・分類ライン、全スマート飼育籠施設があり、家禽の孵化、ひなの育成、産卵、飼育・生産などの段階におけるスマート監督管理と正確な餌やり調節を実現できる。

スマート小院の関連成果は現在すでに36の地方政府、企業ユーザーに使用されている。省内で42の応用拠点が設置されており、156台のスマート設備により500万件を超える環境・土壌などに関連するデータが収集されている。(編集YF)

「人民網日本語版」2022年4月21日

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