中国石油化工集団有限公司(中国石化)が18日に発表した情報によると、中国石化西南石油局は四川盆地のシェールガス探査で重要なブレイクスルーを達成した。地質資源量は3878億立方メートルに達すると評価された。中央テレビニュースが伝えた。
西南石油局の四川省楽山市にある「金石103HF」探査井でこのほど、安定的かつ高生産量のガスが採掘され、1日当たりの生産量は25万8600立方メートル。複数のガス井の掘削により、「金石103」のガス生産層の資源量が3878億立方メートルにのぼり、シェールガス層全体の資源量が1兆立方メートルを超えることが明らかになった。これは中国が初めてカンブリア系筇竹寺組地層で成し遂げたシェールガス探査の重要なブレイクスルーだ。
四川盆地には主に竜馬渓組とカンブリア系筇竹寺組という2つの主要海洋シェール地質層序がある。うち竜馬渓組は中国初の深層シェールガス田の威栄シェールガス田など、大規模開発が実現されている。一方で筇竹寺組は最も高いポテンシャルを秘めた海洋シェールガスの探査目標だ。
「金石103」の高生産量シェールガスのブレイクスルーには重要な意義がある。シェールガスの大規模開発を竜馬渓組の単一地質層序から新エリア、新地質層序、新タイプに深く推進するための力強いサポートを提供し、四川・重慶地域における国家天然ガス(シェールガス)1000億立方メートル級生産能力拠点の建設を支える。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年10月19日