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「中国時計の都」 深センの腕時計生産量は世界の42%

人民網日本語版 2022年11月15日14:01
「中国時計の都」 深センの腕時計生産量は世界の42%

広東省深セン市にある飛亜達計時文化センターに足を踏み入れると、宇宙飛行で宇宙飛行士が身に着けた時計がトレンド感とテクノロジー感に満ちた展示空間にずらりと並べられている。人民網が伝えた。

飛亜達精密科技股份有限公司の唐海元副社長は、「これらの宇宙時計は、マイナス80度の環境と4万8千アンペア毎メートルという強磁場の暴露に堪え、宇宙船の離陸・着陸時の高負荷と強振動にも耐えることができるものだ。飛亜達の宇宙時計はこれまでに9回、中国の宇宙飛行士と共に宇宙を旅してきた」と話した。

深センの時計産業は改革開放後に香港の製造業が大陸部に移転したことに端を発し、委託加工生産、製品開発、ブランド創立へと段階的に発展し、成果を積み上げてきた。今では中国国内をリードする圧倒的な存在となり、中国時計ブランドの海外進出におけるトップランナーでもある。

データを見ると、中国の腕時計生産量は世界の80%を占め、深センの生産量は中国の生産量の53%、世界の42%を占める。深センは「中国時計の都」という呼び名にふさわしいと言える。

産業の集積が深センの時計産業の大きな成功の秘訣だ。統計によれば、深センの時計製造では関連部品の95%以上が現地生産でまかなわれており、深センには整った時計産業チェーンが構築され、開発設計、精密製造、テスト生産・品質検査、表面の精密処理、材料の改良など産業全体にわたって高い実力が備わる。

飛亜達はもとより、天王、依波、覇王、雷諾、格雅、瑞輝、星皇など、深センには現在、200を超える時計ブランドがあり、深センの時計ブランドの売上高は国産時計ブランド全体の70%以上を占める。また多くのブランドが欧州、中東、アフリカ、東南アジアなどの時計市場へと徐々に進出している。(編集KS)

「人民網日本語版」2022年11月15日

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