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水位下がった洞庭湖の底に迷路のようなミステリアスな模様現る

人民網日本語版 2022年11月14日15:20

気象的干ばつの影響で、湖南省の洞庭湖の水位が低下し続けている中、あるネットユーザーが湖畔を上空から撮影した際、湖底に細い溝に囲まれた黒みを帯びた赤い色の大きな四角形のエリアがあるのを発見した。これらは古代の城跡なのだろうか?それとも古墳なのだろうか?現地の当局関係者は11日午前、「古代遺跡や古墳である可能性はすでに排除された」と説明した。

上空から撮影した動画を見ると、砂地の湖底に、細い溝に囲まれた黒みを帯びた赤い色の長方形のエリアがある。その中には、大きな正方形の「迷路」のような模様がたくさんある。また、その周りにも小さな四角い模様が数多く散在している。

動画のコメント欄には、ネットユーザーから、「古城遺跡ではないか?」や「古墳群ではないか?」と言った声のほか、「このエリアには地球外文明のようなミステリアスなムードが漂っている。もしかして宇宙人が残した印?」といったユーモラスなコメントも寄せられている。

動画を撮影した男性・胡さんによると、この動画は今月8日に湖南省岳陽市華容県団洲郷の洞庭湖西岸で撮影したのだという。

11日午前に、現場を調査していた事情を知る当局関係者は取材に対して、「このエリアの土は全て赤い。上空から見えている四角い模様は全て盛り土。専門家によって古城遺跡や古墳群ではないことがすでに確認されている。現時点では防水堤や土手の痕跡の可能性があると見られている」と説明した。

また岳陽県東洞庭湖管理委員会弁公室の職員は取材に対して、「同エリアは湖の真ん中の岸寄りにある。昔から水があった場所で、古墳である可能性はない。おそらく、湖の中に作られた低い堤防に囲まれた水域で、湖の水位が上昇すると魚やエビがその中に入って、水位が低くなった後に、それを捕獲するための施設の痕跡ではないかと見ている。2018年に、洞庭湖の整備を行った際、魚を捕るために設置されたそのような施設は全て撤去された。今年、水位が下がり、その痕跡が露出したと思われる」と説明している。(編集KN)

「人民網日本語版」2022年11月14日

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