新疆維吾爾(ウイグル)自治区昭蘇県にある阿合牙孜大峡谷周辺の郷や鎮ではこのところ、家畜27万7千頭を次々と移動させている。牧畜民たちが牛や羊を追い立て、冬の牧場へと移動する光景は、同地の風物詩となっている。人民網が伝えた。
冬の牧場へ向かう道は移動のためのルートとして固定されており、牧畜民たちからは親しみを込めて移動のための「生命線」と呼ばれている。ここ数年、同県の郷や鎮と関係当局は、この移動ルートの修繕を続けており、トラックなどを用いた移動を実現するだけでなく、移動の際の牧畜民の安全を効果的に保障し、移動スピードを大幅に向上させている。
冬の牧場への順調な移動を保障するため、昭蘇県牧畜当局は各郷、鎮、村に対し、事前に移動のための安全教育を展開し、牧畜民たちの移動に際してのモニタリングを強化し、移動中のサポートを提供するとともに、チェックポイントの設置、移動する家畜の数の確認、家畜の健康状態のチェック、移動とコロナ対策の両立などを手配している。(編集TG)
「人民網日本語版」2022年11月23日