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「中日陶磁器文化交流会/保定京都フォーラム」が開催

人民網日本語版 2022年11月28日15:12
「中日陶磁器文化交流会/保定京都フォーラム」が開催
「古きを尊び新しきを知るーー中日陶磁器文化交流会/保定京都フォーラム」の保定会場(写真提供・主催者)。

「古きを尊び新しきを知るーー中日陶磁器文化交流会/保定京都フォーラム」が25日、オフラインとオンラインを組み合わせる形で、中国河北省保定市と日本京都府で開催された。人民網が報じた。

中国外交部(外務省)の呉江浩部長助理(外務次官補)はビデオ通話による挨拶の中で、「中日の陶磁器の交流には長い歴史の積み重ねがある。西暦前2世紀にはすでに、中国の古代陶器が日本に輸出されていた。陶磁器はまた両国が国交を再開し、友好関係を再構築してきた証しでもある。中日国交正常化50周年という新たな歴史の起点に立ち、双方が初心を振り返り、平和で友好的な伝統を伝承、発揚し、両国の指導者が築いた重要な共通認識に基づいて、新時代の要求に合わせた中日関係構築に共に取り組むことを願っている」と語った。

日本の福田康夫元首相は挨拶の中で、「日本の瓷器は中国の影響を大きく受けている。昔から、双方の交流は盛んで、京都府の『京焼』と河北省曲陽県の『定瓷』は、どちらも独特の魅力を備えた陶磁器だ。瓷器は国界を超えて、日中両国の交流、協力の架け橋となっており、今、そして今後も、奥深い意義を持ち続けるだろう」と語った。

河北省の高雲霄副省長は、「河北省は日本の関係する地方自治体と、経済貿易、農業、教育、テクノロジー、文化といった分野において積極的に交流、協力を展開し、友好都市の輪を拡大し、多くの成果を挙げている。両国の指導者が築いた重要な共通認識に基づき、今回のフォーラムをきっかけにして、伝統的な親睦を継続的に深め、実務的な協力を深化させ、『古きを尊び新しきを知る』を共に描き出すことを願っている」と語った。

中日友好協会の常務副会長を務める程永華・元在日本大使は、「中日友好交流は長い歴史を誇り、双方は各分野の交流と協力を継続的に深化してきた。そして、両国と両国の国民に重要な福祉をもたらし、その益は地域と世界に及んでいる。歴史と現実は、双方が尊重し合い、『和して同ぜず』という東洋の文化的価値をしっかりと守りさえすれば、共に平和に暮らし、協力してウィンウィンを実現できることを完全に証明している。両国は誠意を持って互いに接し、信頼し合って交流するほか、互恵協力する姿勢を堅持し、共同発展を促進し、人的・文化的交流を強化し、民意回復、民心の通じ合いを促進しなければならない」との見方を示した。

フォーラムでは、京都と河北省曲陽県の陶磁器の歴史や文化が詳しく紹介されたほか、中日両国の陶芸家が、特別に制作した作品9点が披露された。また、中日両国の有名な陶芸家や関係当局、団体の責任者、企業代表が、中日の陶磁器を比較しながら鑑賞したほか、現代の陶磁器の発展をテーマに踏み込んだディスカッションが行われ、両国の今後の陶磁器をめぐる相互協力を展望した。(編集KN)

「人民網日本語版」2022年11月28日

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