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吉林の「暇な冬」が「忙しい冬」へ 「ウィンタースポーツ経済」で豊かになる農家

人民網日本語版 2022年11月25日16:43

ここ数年、吉林省はウィンタースポーツ産業の発展に力を入れ、「暇な冬」だったのが、「忙しい冬」に変えている。「ウィンタースポーツ経済」は現地の農村振興の新たなエンジンとなり、村民たちが雪の資源の活用によって豊かさを実現するためのルートを広く開拓しつつある。新華網が伝えた。

同省吉林市永吉県北大湖鎮南溝村では今年、村民の于淑芬さん(53)が農家楽(農家の生活を体験できる民宿)を経営して12年目を迎えた。現在、吉林市ウィンタースポーツ経済質の高い発展試験区の北大湖スキーリゾートに近い南溝村にはレストランと宿泊施設が100軒あまりあり、民宿のベッド数は1700床を超え、現地の村民の収入増加を牽引した。

自分の経営する農家楽で、宿泊客のために鉄鍋で食材の下準備をしている于淑芬さん。(11月21日、撮影・顔麟蘊)

自分の経営する農家楽で掃除をする于淑芬さん。(11月21日、撮影・顔麟蘊)

張占華さん(38)は吉林市永吉県北大湖鎮官地村の村民だ。冬の農閑期を利用して、2016年から市内の万科松花湖リゾートでスキーのコーチをしている。

吉林市の万科松花湖リゾートでスキーウェアを着替える張占華さん。(11月20日、撮影・顔麟蘊)

吉林市の万科松花湖リゾートでスキーを教えている張占華さん(右から3人目)。(11月20日、撮影・顔麟蘊)

吉林市永吉県口前鎮に住む李連国さんは農家だ。2021年冬、吉林市ウィンタースポーツ経済質の高い発展試験区の北大湖スキーリゾートスキー場運営部のロープウェー技術者に応募して、スキー場のロープウェーの運営・点検・メンテナンスの仕事をするようになった。冬に収入を増やす「新たな稼ぎを見つけた」と李さんは言う。

ロープウェーの運行状況を点検する李連国さん。(11月24日、撮影・許暢)

吉林省の万科松花湖リゾートで受付の仕事をする王爽さんは、スキー場の山裾にある豊満区段吉村に住んでいる。3年前に都市での仕事をやめて、自宅からわずか7キロメートルのスキー場で働く道を選択した。王さんは「ウィンタースポーツ産業には大きな将来性があるので、私たちは故郷で働くことを選んだ」と話した。

吉林市の万科松花湖リゾートの受付で観光客に応対中の王爽さん(左)。(11月20日、撮影・顔麟蘊)

帰宅する王爽さん。

11月24日に撮影された吉林市吉林市ウィンタースポーツ経済質の高い発展試験区の北大湖スキーリゾートの様子。(ドローンで撮影、撮影・許暢)

(編集KS)

「人民網日本語版」2022年11月25日

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