航天科技集団第六研究院が独自に開発した、130トン級再利用可能な液体酸素・ケロシン二段燃焼サイクルエンジン1基目の2回の始動試験が26日、順調に成功した。中央テレビニュースが伝えた。
同エンジンは中国次世代キャリアロケットの再使用に狙いを定めた宇宙往還動力装置で、総合的な性能が高く、拡張性が優れ、信頼性が高いといった特徴があり、中国の再利用可能な宇宙往還機の発展を力強く支え、中国の宇宙ステーションの運営などの宇宙活動の需要を満たし、中国の大規模で低コストの宇宙往還能力を高めるものとなる。
同エンジンはシリーズ型式開発技術の基礎を十分に継承している上、第六研究院の開発チームは1年もしないうちにプラン設計から全フローのデモ・検証を完了し、同シリーズエンジンの汎用化、一体化、デジタルスマート化技術の融合を実現した。
またエンジンの一部部品・モジュールは3Dプリント、自動化溶接、スマート組立などの新製法技術を採用し、再利用可能な大推力エンジン高圧二段燃焼2回点火や連続可変推力などの中核・重要技術のブレイクスルーを達成しており、重要なマイルストーン的な意味を持つ。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年11月28日