山東省威海市と日本の友好都市である山口県宇部市はこのほど、「青春を共に 手を携えて未来に向かう」をテーマにした青少年オンライン「バーチャル相互訪問」交流イベントを共同で開催。双方の大学生や中学生の代表約60人が参加した。
イベントでは、両市の中学生が「私の街」をテーマにして撮影・制作した都市VR(仮想現実)動画を放映し、それぞれの都市の魅力や学校での活動の様子を紹介した。威海市蜊江中学校の生徒代表は、慈覚大師・円仁が唐に渡り滞在した赤山法華院や、生態体育公園、栄成桜花湖公園、及び学校の歴史、環境、特色を紹介した。一方の宇部市立楠中学校、黒石中学校、慶進中学校の生徒代表は、宇部市で彫刻公園として有名な常盤公園のほか、楠中学校と黒石中学校を紹介。双方は関心のある話題をめぐってオンライン交流を行った。また、威海海洋職業学院や山口大学、宇部工業高等専門学校(短大に相当)の学生が応援団として参加し、感想を述べた。
今回のイベントは双方の教員や生徒の間で好評を博した。生徒らは「バーチャル相互訪問イベントを通して、相手の都市の様子や人的・文化的魅力を実感することができた。今後もたくさんの交流の機会があり、相互理解や親睦を深め、中日世代友好の役に立てることを願っている」との声を寄せた。