(資料写真、撮影・張力洋)
陝西省人民政府新聞弁公室は5日に開いた記者会見で、1981年当時はわずか7羽だった世界のトキの個体数が現在では9000羽以上にまで回復し、その生息地の面積は5平方キロから約1万6000平方キロにまで拡大したことを明らかにした。トキの分布範囲は徐々に本来の分布エリアへと拡大している。新華社が報じた。
「東洋の宝石」と呼ばれるトキはかつて、東アジアからシベリア地域にまで生息していた。しかし、20世紀に入り、野生のトキは絶滅寸前だった。1981年5月、秦嶺山脈の奥地にある陝西省洋県で、専門家が野生のトキ7羽を発見し、秦嶺山脈はトキの「ノアの箱舟」となった。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年12月7日