中国の有人宇宙船「神舟14号」が北京時間今月4日午後8時9分、内蒙古(内モンゴル)自治区にある東風着陸場に無事着陸に成功した。フライトサージャンが陳冬飛行士、劉洋飛行士、蔡旭哲飛行士の体調が良好であることを確認し、「神舟14号」の飛行任務は無事完了した。
宇宙飛行士は帰還後、まず何を食べるのだろうか?そのメニューを見ると、麺類、あわ粥、中国式蒸しパン、トマト、牛肉、羊肉、ジャガイモの炒め物、ブドウ、ブンタン、トウモロコシジュースなどが含まれている。宇宙飛行士3人の体調を考えながら、最も温もりを感じることのできる選び抜かれたメニューとなっている。ネットユーザーからは見送りには餃子、出迎えには麺類という中国の風習に則ったメニューを見て、「発射前には餃子を食べ、帰還後には麺類とは、究極のメニュー!」といったコメントが寄せられている。
まず、帰還モジュールから出てきたのは、中国で初めて軌道上に200日以上滞在した陳飛行士だった。彼は帰還について、「流れ星のように祖国の懐に戻って来た」とした。
劉飛行士はモジュールから出て来た時、笑顔で手を振りながら、「宇宙の『宮殿』も忘れ難いが、祖国のことはもっと恋しい」とした。その後、蔡飛行士がモジュールから出て来た。
今年6月5日から中国の宇宙ステーションに滞在していた飛行士3人は、軌道上でのぎっしり詰まったスケジュールをこなした後、「神舟15号」の乗組員と軌道上で引継ぎを行った。これにより中国の宇宙ステーションは、長期にわたって飛行士が滞在するモードに突入している。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年12月6日