天津市人民政府外事弁公室と千葉県千葉市総務局市長公室国際交流課が共同で主催した「大学生オンライン交流会」が11月1日、開催された。天津師範大学や天津外国語大学、千葉大学、神田外語大学の学生がオンラインで一堂に会し、互いの思いを語って、親睦を深めた。天津市外事弁公室の栾建章主任や天津師範大学の鍾英華学長、天津外国語大学の陳法春学長、千葉市の神谷俊一市長、千葉大学の中山俊憲学長、神田外語大学の宮内孝久学長がそれぞれビデオ通話で挨拶した。千葉市の相楽俊洋市長公室長、千葉市日中友好協会の布施貴良会長など、両市と大学4校の関係者も交流会に出席した。
天津市外事弁公室の栾主任は、「今年は中日国交正常化50周年。歴史を鑑として、未来へと向かうことができる。大学生が今回の交流会を機に、相手国や都市の発展にもっと積極的に注目するようになり、周りの仲間や家族、友人が中日の各分野の友好交流や活動に参加するよう働きかけ、中日関係が長期にわたって健全に安定して発展するために若い力で貢献することを願っている」と語った。
千葉市の神谷市長は、「当市と天津市の友好交流は長い歴史を誇る。両市は長年、国際会議や青少年スポーツ、文化・芸術、民間といった分野で幅広い交流を展開してきた。今回の交流会が、両市の青年や学生の生涯の財産となり、両市にとって素敵な思い出となることを願っている」と語った。
交流会では、両市の大学生がそれぞれのキャンパスの環境や大学生活、持続可能な発展促進などをテーマに、楽しく交流を行った。学生らは、「交流会を通して、相手の学校や都市、バラエティに富む大学生活について理解を深めることができたほか、自分の外国語のスキルを磨くこともでき、収穫がたくさんあった」との声を寄せた。
天津市と千葉市は1986年に友好都市関係を結んだ。これまで30年以上、双方は上層部や各界の関係者の相互訪問を頻繁に行い、文化・スポーツ、経済貿易、教育・医療といった幅広い分野において、成果に富む協力を展開してきた。両市が友好都市関係を結んで30周年に当たる2016年には、千葉市日中友好協会が天津外国語大学に桜の木を植えた。中日国交正常化50周年を機に、両市は今年、友好交流の新たなスタイルを積極的に模索し、バーチャル相互訪問の形で、両市の青年や学生が時間や空間の壁を越えて、本音で語り合い、相互に学び合い、参考にし合い、理解や親睦を深めることができるよう企画し、両市の友好交流・協力に新たな原動力を注ぎ込んできた。