中国ラオス鉄道の国際貨物列車にブロックチェーン採用

人民網日本語版 2022年12月08日10:24

今月3日で開通して1周年を迎えた中国ラオス鉄道。同日午前には、電動自転車や石材、磁器タイル、照明器具といった輸出商品が満載された国際貨物列車がラオスの首都ヴィエンチャンに向かって、四川省成都双流航空・鉄道国際インターモーダル(複合一貫輸送)港から出発した。その列車は同鉄道開通後、ブロックチェーン技術をインターモーダル輸送チェーンに応用された初の列車となった。人民日報が報じた。

今回のテスト事業では、ハイパーレジャーを活用して、オンライン上に、多くの組織やモジュールで構成される連盟チェーンを構築。クライアントを通して、運行情報のチェーン上へのアップ、チェック、追跡などの機能を実現している。

統計によると、中国ラオス鉄道が開通してから1年間、成都双流航空・鉄道国際インターモーダル港から出発したラオス向けの国際貨物列車は延べ61本に達し、1000TEU(20フィート標準コンテナ換算)以上が輸送された。生産高は1億元(1元は約19.6円)以上となっている。

全体的な状況を見ると、航空・鉄道国際インターモーダル港から、雲南省の磨憨(モーハン)通関地を経由して、ヴィエンチャンへと入り、タイのバンコク、ミャンマーのヤンゴン、カンボジアのプノンペンといった東南アジアへと繋がるルート、新疆維吾爾(ウイグル)自治区の阿拉山口、霍爾果斯(コルガス)などを経由して、ユーラシア大陸と繋がるルートなど、さまざまなタイプのインターモーダル輸送ルート19本が開通しており、ロシア、ドイツ、ポーランドを含む13ヶ国をカバーしている。これまでに運行された国際貨物列車は延べ285本で、1万749TEUを輸送。貿易総額は15億600万元に達し、企業により安定したグローバルサプライチェーンを提供し、輸送コストが79%削減されたほか、輸送所要時間が50%短縮された。(編集KN)

「人民網日本語版」2022年12月8日

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