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「古突」の夜を祝う移転住民 西蔵

人民網日本語版 2023年02月20日16:57
「古突」の夜を祝う移転住民 西蔵
西蔵自治区山南市貢嘎県森布日の移転先の住居で、「古突」を食べる石秀次仁さん一家(2月19日撮影・孫非)。

蔵(チベット)暦の12月29日にあたる2月19日は、年に1度の「古突」の夜でもある。この日の夜、蔵族の各家庭では、ヤクでだしを取ったスープに牛肉・ダイコン・ヨーグルトなどの食材を入れて煮込んだ麺料理「古突」を食べて、蔵暦の新年を迎える。新華網が伝えた。

世界一標高の高い県である西蔵(チベット)自治区那曲(ナクチュ)市双湖県からの移転してきた石秀次仁さんの一家は、雅魯蔵布江(ヤルンツァンポ川)のほとりにある山南市貢嘎県森布日にある移転先で、移転後初めてとなる「古突」の夜を迎えた。一家は、伝統的な風習に則って「古突」を食べ、まもなく訪れる新しい年の平和と幸福を祈願した。

石秀次仁さんたちが元々住んでいた双湖県は、平均標高5千メートル以上。2022年7月、西蔵自治区では双湖県で第二陣となる高い標高のエリアに住む牧民の生態移転措置が実施され、石秀次仁さん一家は、標高3600メートルの雅魯蔵布江の谷に移転した。(編集KM)

「人民網日本語版」2023年2月20日

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