毎年3月に開催されている世界最大級のフラワーショーが4日、米国ペンシルベニア州フィラデルフィアで開幕。今年は竹とパンダの要素を特色とした成都ブースも設置された。四川省成都市は194年の歴史を誇るフィラデルフィアフラワーショーに出展した初めての中国の都市となった。新華社が報じた。
今月4日に開幕したフィラデルフィアフラワーショーに設置された成都ブースの入口にある「川劇パンダ」をカメラに収める来場者たち(撮影・張墨成)。
「パンダの里」をテーマにした成都ブースの入口には、四川省の伝統劇「川劇」の役者の恰好をした「川劇パンダ」とフラワーアレンジメントがコラボレーションする作品が設置されている。また、竹で製作された成都市の市木であるイチョウや市花のフヨウが成都ブースの中央エリアで存在感を放っている。来場者はそこで、竹編み細工を体験したり、川劇で披露される瞬時に瞼譜(隈取)を変える伝統技巧の「変臉」を鑑賞したりすることができる。
在ニューヨーク中国総領事館の黄屏総領事は同日の記者会見で、「成都ブースは、フィラデルフィアフラワーショーに美しい中国の要素を添え、東洋文化と西洋文化の素敵なコラボレーションを演出している。成都とフィラデルフィアが、中国と米国の民間の親睦の逸話を書き続けることを願っている」と語った。
3月4日、米国フィラデルフィアフラワーショーで、川劇の役者と写真を撮影する来場者(撮影・張墨成)。
ペンシルベニア州園芸協会の会長は取材に対して、「成都ブースの見事な竹編み細工やパンダの要素が、フィラデルフィアフラワーショーに創造性と趣を添えてくれている。今回のフラワーショーが、双方が交流と協力を深めるきっかけとなることを願っている。さらに多くの中国の都市が出展することを歓迎している」と語った。
3月4日、米国フィラデルフィアフラワーショーで中国伝統の竹編み細工を体験する子供たち(撮影・張墨成)。
ペンシルベニア州園芸協会が1829年から開催しているフィラデルフィアフラワーショーは、米国で最大規模を誇り、最も歴史あるフラワーショーの一つとなっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年3月6日