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中国国務院新聞弁公室が今月2日午後に開催した記者会見で、ここ数年、商務部(省)は関係当局と共同で、県域商業体系の構築を積極的に推し進め、農村の消費環境改善に力を入れ、サービスの質向上に取り組み、その成果が既に表れ始めていることが報告された。中央テレビニュースが報じた。
成果は主に以下の4つの面に表れている。
(1)ビジネスネットワークが継続的に整備されている。2022年、県の行政中心地の総合商業取引サービスセンター983ヶ所、郷・鎮の農村自由市場や商業取引センター3941ヶ所がリニューアルされた。店舗のリニューアルは「施設をリニューアルし、伝統は残す」ことを心がけており、農村の自由市場の特色や文化ができる限り残されている。
(2)物流配送が継続的にスピードアップしている。県級物流配送センターが506ヶ所、郷・鎮宅配便物流ポイントが650ヶ所設置された。95%の行政村で宅配便の直接配送が実現している。現時点で、3分の1以上の県において、県の行政中心地から村への宅配便が当日中に届くようになっている。
(3)ライブコマースの発展にも力が注がれている。ライブコマースは既に、農民の起業・増収を大きくバックアップするようになっている。昨年、中国全土の農村のネットショップ数は、前年比6.2%増の1730万3000店に達した。うち、ライブコマースが573万2000店で、全体の33.1%を占めた。
(4)農産物の流通の効率が高まっている。農産物卸売市場・農産物マーケット890ヶ所がリニューアルされ、冷蔵・冷凍庫の容量は96万トン増加した。農産物の生産と販売がさらに密接に連携し、流通がさらに効率化し、円滑化されている。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年3月3日