全長120m、幅56mで、全体の高さ12.5m、最大高度32m……これはバスケットコート16面分の「スーパー養殖用ケージ」だ。主体は長方体構造で、8つの養殖エリアに分かれる。養殖総容積は6万5000立方メートル、昇降可能で、台風に強く、赤潮の回避とスマート化養殖ができ、年間の生産高は少なくとも1億元(1元は約20.0円)以上に達する。人民網が伝えた。
中国最大の深海半潜水型養殖プラットフォーム「寧徳1号」が27日にタグボートに曳航され、福建省寧徳市霞浦県四礵列島海域に向かった。
「寧徳1号」は中国で初めて中国船級社(CCS)に入った半潜水型フルフレーム深海養殖プラットフォームで、全体の潜水により風速56.1-61.3m/sの台風に耐えられる。現在中国で最大で、技術のウェイトが最も高い養殖プラットフォームだ。
「寧徳1号」はスマート管理及びスマートモニタリングシステム・設備を駆使し、自動餌やりシステム、水中照明システム、酸素補給システム、魚捕獲システム、動画監視システム、水質モニタリングシステム、環境モニタリングシステム、ケージ移動警報システム、風力・太陽光相互補完発電システム、ケージ洗浄ロボットなどを配備し、デジタルテクノロジーで従来産業にエンパワーメントしている。
「寧徳1号」の今回の順調な設置は、寧徳市が沿岸部での養殖から深海養殖に向けてしっかり前進したことを示している。これは海上養殖のモデル転換・高度化の重要な節目で、海洋総合管理・陸海全体発展の新たなメカニズムの模索でもある。海洋資源の合理的で秩序ある開発利用の幸先の良いスタートを切った。これは従来的な養殖モデルをさらに改善し、近海養殖環境の問題を解決し、寧徳のフウセイ産業の構造調整を加速させ、経済、社会、生態の総合的な効果をさらに高めるのに役立つ。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年6月30日