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中国のネット上で話題集める「ドーパミン・ドレッシング」とは?

人民網日本語版 2023年06月28日14:29

明るいイエローのスカートにピンクのシャツ、エメラルドグリーンのスラックスなど、今年の夏は、鮮やかな色合いのコーディネートが流行している。こうした着こなしは「ドーパミン・ドレッシング」と呼ばれる。そしてこの「ドーパミン・ドレッシング」というコンセプトも、現在中国で大きな話題となっている。

ドーパミン・ドレッシングの人気ぶりはどれほどのものなのだろうか?微信(WeChat)の指数によると、今年5月から現在に至るまで、「ドーパミン・ドレッシング」というワードの人気度は上昇の一途をたどっており、5月27日には、その指数が1億1300万を超えた。ドーパミン・ドレッシングは、ファッショントレンドを反映しているだけでなく、多くの人にとっては幸福感を高めてくれるファッションとなっている。

「ドーパミン・ドレッシング」というコンセプトを提起したのは、米ファッション心理学者・ドーン・カレンで、著作の中で、「明るい色は、ポジティブな気分を引き出し、幸福ホルモンの一つ・ドーパミン放出が促進される。そうした着こなしを『ドーパミン・ドレッシング』という」と説明している。

以前は黒や白、グレーといったシックな色の服を着ることが多かったという人も、最近は「ドーパミン・ドレッシング」を始め、明るい色の服を着ることで、幸福感を高めようとしている。

事実、色彩心理学においても色は人の感情、ひいては健康に影響を与えるとされている。研究では、ピンクは筋肉をリラックスさせ、緊張感をほぐすことが分かっている。例えば、寝室に、ピンク色の灯りを灯すライトを設置すると、温かみある雰囲気となり、リラックスできる。太陽を連想させるイエローは、落ち込んだ気持ちや自己不信を克服する助けとなるほか、集中して勉強する助けにもなる。そのため、勉強机にイエローの置物を置いておくのもいいかもしれない。大自然と関係があるグリーンは、イライラしている時に、呼吸を落ち着け、気持ちを安定させ、平常心を取り戻させてくれる色でもある。

ドーパミンのほかにも、幸福感と関係のある神経伝達物質はたくさんある。

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