7月3日、北京科技大学の合格通知書の新バージョンがお目見えした。なんとスチールペーパーでできている。
同通知書の本体はセミの羽根のように薄く、鏡のように表面に光沢があり、鉄のように堅く、しなやかで強いスチールペーパー「5Gスチール」で作られている。
5Gスチール(セミの羽鋼とも呼ばれる)は一番薄いところはわずか0.07ミリメートルで、主に5G基地局の信号受信装置、信号発信・濾過装置、集積回路(IC)の基板などに使用される。
同大によると、同大の教員チームと首鋼集団の卒業生チームが共同で研究開発を進め、持続的に難関を攻略し、海外に技術が独占されていた状態を打破して、最終的に質の高い超薄スチールの独自生産を実現したという。
この超薄スチール材料の開発・生産が実現した背後には、▽超薄型で微小含有物を効率よくコントロールする技術▽超薄型の酸洗・圧延による高速厚み調整と巻き上げ・板成形の安定したコントロール技術▽超薄型の幅厚比の大きな二次冷間圧延技術など、複数の技術がある。
この通知書と一緒に、同大オリジナルのカードホルダーやアコーディオンファイルバッグなども送られた。(編集KS)
「人民網日本語版」2023年7月4日