7月に入り、中国全土の各大学は、続々と、入試合格者を発表し、合格通知書を郵送している。今年も、各大学は工夫を凝らした合格通知書を作成し、受け取った新入生は大喜びしている。ここではそんなカッコいい大学通知書を集めてみた。アナタのお気に入りはどれだろう?新華網が伝えた。
【南京大学】
南京大学2021年度版合格通知書のテーマは「無限の宇宙を探求」で、多層構造を採用。厚紙で作られた表紙「宇宙のマイクロ波背景」を開くと、巧妙にデザインされた環状の宇宙の星が登場し、「∞」のマークをタッチすると、小宇宙が点滅し、点灯時間が長ければ長いほど、明かりを消した時の視覚効果が素晴らしくなるという。
【東南大学】
2021年度版東南大学合格通知書は、マグネット式オープンスタイルで、「歌を歌う合格通知書」だ。開くと、同校の校歌が自動的に流れる。同時に、同校のランドマーク的存在である大講堂が点滅し、「ここから出発し、未来を明るく灯す」ことを象徴。
【清華大学】
今年の清華大学の合格通知書は、外側の材質と2つの立体校門の構造がいずれも全面的にアップグレードされている。レーザー彫刻や手製の立体パズル形式の新版合格通知書は、見た目がより美しく、立体構造がより鮮明となっている。
【復旦大学】
復旦大学の新しい合格通知書は、「大きいギフトバッグ」スタイル。通知書のほか、切り絵デザインのライト、バゲージタグ、新入生入学手続ハンドブックなどが入っている。切り絵デザインのライトを組み立てると、4面には復旦大学の4つのキャンパスの象徴的建物と四季の美しい風景がデザインされており、学校の四季を入学前から楽しむことができる。
【天津大学】
2021年の天津大学の星空版学部生合格通知書は、通知書を開閉する場所に、温度によって色が変わる「天津大学の星」があしらわれており、その星を手でそっと触れて軽く引っぱると、体温を感じたセンサーによって通知書が華々しく開くデザインになっている。
【ハルビン工業大学】
2021年度の哈爾浜(ハルビン)工業大学の学部合格通知書が6月9日、公開された。新たにデザインされたこの合格通知書は、ホログラム加工を施された紙が使用されているのがその特徴。この種の紙は、それ自体は発光しないものの、光があたるとその角度により様々な色彩が現れる。ハルビン工業大学は、今回この種の紙を使用することで、舞台さえあれば、同大の学生は輝きを放つことができるということをイメージしているのだという。
【南開大学】
天津市にある南開大学は6月23日、中国共産党創立100周年を祝う特別バージョンの合格通知書を公開した。通知書と同封された小さな袋には、浙江省嘉興市産のハスの種子2粒が入っている。このほか、「不負韶華(時間を無駄にせず、日々を大切に生きる)」と書かれたしおり、中国工程院院士で同校OB、古くからの共産党党員である李正名氏(90)が若い学生たちに寄せた手紙も同封されており、強国時代のバトンを彼らが引き継いでくれるよう激励している。
【南京航空航天大学】
江蘇省南京市にある南京航空航天大学が6月27日、今年の合格通知書を公開した。合格通知書を開くと、まず目に入るのは、立体的な「飛び出すカード」で、長征5号ロケットや北斗シリーズ、C919旅客機など、同校が近年、開発に参加してきた国の重要な航空機などが描かれている。また、各新入生には、校名と校章、そして同校によるカスタムメイド航空機2種類から構成されたピンバッジ4個が入った盲盒(ブラインドボックス)が贈られる。大学側は、新入生が最初に同級生と知り合い、友人になる時に、4個のうち1個を贈り合うことで、キャンパスライフの1ページ目が開かれることを期待している。(編集KM)
「人民網日本語版」2021年7月9日