世界初の16MW洋上風力発電機が28日、三峡集団福建洋上風力発電所で据付に成功した。同発電機は今後、系統接続前の調整及び試験の段階に入り、福建省の経済・社会のグリーンなモデル転換にグリーンな原動力を提供する。人民網が伝えた。
専門家によると、高出力の発電機は同じ設備容量であっても設置数と海域の使用面積を効果的に減らし、洋上サポート構造、電気ケーブル、海域使用、施工などのコストを削減でき、現在の洋上風力発電のコスト削減・効果向上の重要な方法だ。同海域の複数年にわたる風力測定データに基づき計算すると、発電機1基で毎年6600万kWh以上のクリーン電力を送電し、3人家族3万6000世帯の1年間の生活用の電力を賄える。標準石炭使用約2万2000トン、二酸化炭素排出約5万4000トン削減できる。
三峡集団福建公司の執行取締役で党委員会書記の雷増巻氏は、「今回据え付けられた世界初の16MW洋上風力発電機は、メインベアリング、ブレード、ローラーチェーンなどの面で、国産化率とデジタル化の程度が高いという特徴があり、台風などの悪天候中に運転モードをスマートに調整し、風力発電機の安全と効率的な発電を保証できる」と説明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年6月29日