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「有料事前座席指定」サービス導入する航空会社が増加 (2)

人民網日本語版 2015年05月15日16:14

「値上げ」か「市場のニーズ」か

業界関係者は、航空会社が損失を減らすために、主業務をベースに、追加料金を取る方法を開拓するというのが動向となっていると分析している。しかし、「有料事前座席指定」をめぐっては、「単なるチケットの値上げではないのか」との声も上がっている。

海南航空や中国国際航空などが昨年、国際線において同サービスを導入した際、ある中国の旅行サイトが調査を実施し、回答したネットユーザーの82.2%が「合理的ではない」と答えたのに対し、「合理的で、市場のニーズに合致している」との答えは14.5%にとどまった。

業界関係者は、「ガソリン価格や人件費などが上昇を続けているのを背景に、乗客の増加やファーストクラスやビジネスクラスの收益を伸ばすのが非常に難しくなっている。そのため、『有料事前座席指定』サービスを導入する大手航空会社が世界で増加している。現在、世界では同サービスが普遍的になっている」と分析している。

例えば、2011年夏から、米国のデルタ航空やユナイテッド航空は、足を伸ばせる座席を有料化している。アメリカン航空やUSエアウェイズは、窓際座席と通路側座席を有料にしている。シンガポール航空は、米国に向かう便の事前座席指定料金を100ドル(約1万2千円)、欧洲に向かう便を60ドル(約7200円)と設定している。ブリティッシュ・エアウェイズは、国際長距離線の非常口列座席を75ドル(約9000円)と設定している。ルフトハンザドイツ航空は、長距離便の非常口列座席を60ユーロ(約8200円)と設定している。

世界の民間航空業の追加料金市場は、07年の25億ドル(約3000億円)から、13年の315億ドル(約3兆7800億円)と、6年で12倍に拡大している。(編集KN)

「人民網日本語版」2015年5月15日


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