2015年11月26日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

Apple新浪騰訊人民LINE微信RSS
人民網日本語版>>経済

日本、アジア太平洋地域のホテル投資の焦点に

人民網日本語版 2015年11月26日09:35

不動産コンサルティングの「サヴィルズ」がこのほど発表した2015年第3四半期のアジア太平洋地域のホテルの販売・投資市場報告によると、アジア太平洋地域のホテル投資取引額は第3四半期、17億8千万ドルで、昨年同期から12.4%増加した。このうち日本市場のホテル投資取引額は約5億1670万ドルで、アジア太平洋地域の総額の29.0%を占め、取引件数はアジア太平洋地域のトップとなった。国際商報が伝えた。

▽アジア太平洋地域の84.6%を占める東北アジア市場

統計によると、日本・韓国・中国香港・中国大陸部からなる北アジア・東アジア市場の第3四半期のホテル取引額は、アジア太平洋地域の総額の84.6%を占めた。

人民元レートの低下や中国経済の軟調に伴い、中国大陸部のホテル市場は比較的静かな動きとなっている。中国人民銀行は8月、人民元レートを2012年以来の最低水準へと自ら引き下げ、一日の下落幅はここ21年で最大となった。中国の投資家は海外市場に投資の機会を探ることを迫られた。第4四半期には、いくつかの取引案件の実行が見込まれている。

安定した透明な投資環境を持つ日本は、投資のリスクが比較的低い。また日本は為替レート政策の調整とビザの規制緩和を進めており、アジアの観光客の人気も高まっている。第3四半期の日本の不動産投資信託と日本本土のホテルグループの取引額の大きさは、海外投資家の比較にならないものとなっている。

ホテル数が多い韓国では、客室の平均価格と稼働率がいずれも低下している。第3四半期、韓国ウォンレートは2011年以来の最低水準に下落し、すでに不振に陥っていたホテル市場にさらなる打撃を与えた。

第3四半期、インターコンチネンタルホテルグループは、インターコンチネンタルホテル香港(503室)を72億7千万香港ドルで香港の投資ファンド「ガウキャピタルパートナーズ」に売却した。この取引額は、同四半期のアジア太平洋地域のホテル取引総額の53%を占めた。同ホテルはまだインターコンチネンタルホテルによって運営されている。インターコンチネンタルホテルグループはこのホテルを2001年、新世界発展有限公司から買い入れ、自主運営を行っていた。


【1】【2】【3】

関連記事

コメント

最新コメント

アクセスランキング