2016年10月24日  
 

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人民網日本語版>>政治

中国は南中国海で米国に勝手な事はさせない

人民網日本語版 2016年10月24日13:08

米海軍の駆逐艦「ディケーター」が21日、中国の西沙(英語名パラセル)諸島領海に勝手に進入した。中国政府は米国によるこの冒険的行動に断固たる反対を表明するとともに、一連の力強い対抗措置を講じた。人民日報は23日に「鐘声」署名論評で「米国のこの行為は覇権思想に駆られた妄動であり、アジア太平洋地域におけるプレゼンスを示すことはできない。引っかき回して是非を転倒させ、もめ事を引き起こすことは米国の国際的影響力の衰退を加速させるだけだ」とした。人民日報が伝えた。

論評は「米軍艦は中国側の承認を得ぬまま中国領海に勝手に進入し、中国の主権・安全保障上の利益を深刻に侵害し、中国の法律と国際法に深刻に違反し、当該海域の平和、安全、良好な秩序を破壊した。この挑発行為は、改めてアジア太平洋リバランス戦略の負のエネルギーを暴露し、南中国海における「トラブルメーカー」としての米国の役を明らかに示した」と指摘。

「今回の米国による、いわゆる巡航行動は、まさにフィリピンのドゥテルテ大統領が訪中し、中比関係の改善、南中国海問題の穏当な解決に人々を勇気づける新たな流れが生じた際に行なわれた。米国が中国領海に軍艦を派遣してもめ事を引き起こしたことは、しばらくの間というもの南中国海問題で緊張を故意に作り出し、誇張してきた米国の破壊的作用をまさに検証するものだ」とした。

「中国とわれわれの関係が良いことに、米国はいくぶん焦っている」。中国で演説した際のドゥテルテ大統領によるこの言葉は、米国の行動の背後にある複雑な心理を見極める助けとなる。もめ事を引き起こす手段で自らの横暴さを示すのは、心中のうっとうしさの発散であり、覇権の慣性がなせるわざでもある。まさにこうした覇権の慣性が米国の国際的影響力の衰退を加速させ、米国がプラスのエネルギーのある公共財を提供することがどんどん難しくなっているのだ。


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