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中国人留学生が仏で暴行被害 女子学生一人が顔に重傷

 フランス南西部に位置するジロンド県オステンで現地時間14日夜、中国人留学生6人が、泥酔した現地の若者3人に襲われるという事件が発生。うち女子学生1人(24)が、シャンペンの瓶で顔を殴られ、重傷を負ってボルドーの病院で手当てを受けているという。京華時報が報じた。

 同事件を受け、同国の内政部部長は、「排他主義的行為」とし、厳しく非難するコメントを出した。一方、中国駐フランス使館は16日、記者会見で、同暴行事件を厳しく非難し、フランスに対して、法に基づいて容疑者を罰し、中国人留学生の安全を確保するための対策を講じるよう求めた。

 フランスメディアの報道によると、被害を受けた中国人留学生は、ワインの産地で有名なボルドーのワイン学校La Tour Blancheで12カ月にわたるワインに関する研究に参加していた、北京奥洛美(AROME)葡萄酒(ワイン)学院の学生で、年齢は22-30歳。いずれも今年3月11日にフランスに来ていた6人は、ボルドーから南50キロで、人口約1300人の小さな街オステンで生活していた。

 事件当日、現地の警察が深夜にもかかわらず騒いでいた男性3人に警告を伝え、酔っていた3人は、それを近所に住む中国人が通報したと勘違い。警察が去った後、留学生らが住んでいた家のドアを壊し、襲った。同留学生らを担当していた、ジロンド県農業職業訓練部門の担当者は、「留学生がドアを開け襲われたのを見て、そのほかの留学生は犯人を追いだそうとした。その時、犯人のうちの1人が酒の瓶で学生の1人の顔を殴った」と説明した。

 フランスメディアによると、犯人3人は以前にも、深夜に騒いで問題を起こしたことがあったという。そして、今回、3人は完全に泥酔し、うち2人が留学生の家の中にまで侵入した。

 事件を受け、被害者を見舞ったボルドー中国学者・学生聯合会の張分暁・主席によると、顔を殴られた女子大生は、顔の左側4カ所に傷を負い、縫合されたという。医師は、回復のために全力を尽くすとしている。

 オステンの関係者は中国人留学生について、「普段はこの街で静かに暮らしていた」としている。(編集KN)

 「人民網日本語版」2013年6月17日

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