子供の7割が「微博利用」「毎日ネットゲーム」 中国
このほど発表された「2013年広州少年先鋒隊員メディアリテラシー調査研究報告」によると、広州市に住む子供のうち、チャットアプリ「微信」を利用している子供は55.1%、インスタントメッセンジャー「QQ」で毎日友達とやり取りしている子供は73.8%にそれぞれ達した。また、「ネットに関する知識は、両親より自分の方が上」と自負している子供は36.9%に上り、多くの親を驚かせた。もともとこれらの問題は、10歳前後の子供をめぐる心配事だったが、今では2歳まで低年齢化している。今回の調査の対象となったのは、広州市内12区にある小学校15校に通う児童(1年生から6年生)で、アンケート計3770組を送付、有効回答3036組が得られた。南方日報が報じた。
○携帯電話とタブレットPCが子供の間で人気上昇
子供たちの間で最近人気があるのは、携帯電話とタブレットPCだ。調査データによると、広州市内の子供を持つ世帯において普及率が最も高かったのは携帯電話(98.30%)で、テレビ(97.90%)とコンピュータ(96%)がこれに続いた。また、各種メディアがさまざまなシーンで利用されている。「携帯電話を2台以上所持している」世帯は91.5%、「2種以上の新聞を読んでいる」世帯は50.3%、「コンピュータを2台以上所持している」世帯は49.4%にそれぞれ達した。
メディア関連製品の種類は、ますます多様化している。調査によると、広州の子供が最も頻繁に利用するメディアは、「教科書以外の読み物(95.40%)」で、「テレビ(94.40%)」「コンピュータ(86.20%)「携帯電話(76.30%)」がこれに続いた。これら4種類のメディア利用率は軒並み高く、いずれも7割を上回っている。
メディアが子供の生活にますます浸透しているなか、特に男の子は電子製品を好んで使う傾向にある。調査によると、テレビ・コンピュータ・携帯電話・タブレットPCの利用率はいずれも、女の子より男の子の方が高かった。一方、女の子は、教科書以外の読み物や新聞など、紙版のメディアを好む傾向が高かった。