中国人向けビザ発給要件を緩和する国が増加 19カ国・地域がビザ免除
世界観光機関(UNWTO)の調査によると、2020年に中国人の年間海外旅行者総数は延べ2億人余りに達すると見られる。中国広播網が伝えた。
王毅外交部長(外相)は先日「今後中国はできる限り多くの国々とビザ手続き簡素化協定、さらにビザ相互免除協定を締結して、中国のビザの価値を高め、中国国民の海外旅行をより手軽で便利にする」と表明した。
11月になって、中国とモーリシャスのビザ相互免除協定が発効。各大手旅行会社は次々にビザ免除を前面に出して宣伝を行っている。中国人向けビザ発給要件を緩和する国は今年も増加。中国のパスポートを所持していればビザ免除またはそれに相当する待遇を受けることのできる国や地域の数はすでに19に達している。
ビザ専門家の潘登氏は「海外渡航はどんどん容易になっている。ビザ免除協定を締結していない国でも、ビザ申請が大幅に容易になっている」と説明。中国パブリック・ディプロマシー協会副会長の馬振崗元駐英大使は、各国がビザ発給要件を緩和している最大の理由として、中国の経済的地位の高まりを挙げた。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年11月3日