「抄号族」増加で実店舗が「ただの試着室」に (2)
▽反応 ごはんが食べられなければ困る
あるショッピングモールが4日に明らかにしたところによると、ショッピングモールの優位点の核心は、ワンストップ式の多様な消費体験を提供できることだ。これは伝統ある百貨店やオンラインショッピングにはない長所だ。牙城をかたくなに死守しようとするより、よりよいショッピング体験やサービスで消費者の心をつかむ方がいい。一歩下がって考えると、ネットショッピング派が実店舗で番号を写すだけで買い物しないとすれば、小売店舗の売上高への貢献度は低いが、こうした人々は飲食など他の業態に一定の売り上げをもたらすことになる。消費者は試着するだけでなく、ごはんも食べなければならないからだ。
▽業界内 反対派がなお多数
すべての実店舗がこのショッピングモールのようにものわかりがいいわけではなく、ある調査によると、反対派が多数を占めるという。オフライン店舗が独身の日の販売促キャンペーンに便乗するのを固く禁じるほか、古くからの小売業者の多くが独身の日前後の販売促進に力を入れ、eコマース産業の「歓喜の宴」に対抗しようとしている。あるショッピングモールは8日に店舗まつりを開催し、冬の衣料品を99元以上買えば50元割り引きする、60元値引きするタイムセールを開催する、などのほか、有名ブランドの新製品を最高5割引で販売するタイムセールなどの活動を行っている。ショッピングモールの各種キャンペーンを最大限に利用すれば、優待率は独身の日で一般的とされる50%を下回ることはない。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年11月6日