2015年1月21日    メールマガジン登録I-mode登録中国語版日本版
人民網日本株式会社事業案内  更新時間:16:31 一月 21 2015

余命半年のがん患者、免疫細胞BAK療法で14年間生存 日本

 「長くてもあと半年が関の山だろう」-----。肺がんが末期(第4期)一歩手前の第3期まで進行していた後藤隆道さんは1998年、医者から「余命半年」を宣告された。しかし14年経ったいま、76歳の後藤さんは死ぬどころか、しょっちゅう旧友を誘ってゴルフに出かけるほど元気だ。「免疫細胞BAK療法が死に神の手から私を救い出してくれた」と後藤さんは話す。

 免疫細胞BAK療法は、本当にそれほど神がかったものなのか。ほかの免疫細胞療法と比べ、何が優れているのか。副作用はないのか。こうした疑問を胸に、記者はこのほど仙台市(宮城県)を取材に訪れた。

 ▽末期のがん患者 BAK療法で平均45カ月延命

 免疫細胞BAK療法とは?考案者の東北福祉大学教授・海老名卓三郎博士によると、手術、放射線治療、化学療法に続く、がん治療における第4の生物療法という。具体的な治療法は、患者から採血し、免疫細胞を取り出して実験室で培養、がん細胞を狙って攻撃する能力を持つ免疫細胞を大量に増殖させ、患者の体内に戻すというもの。免疫細胞にがん細胞を食べさせて、有効的にがん細胞を減らし、がんを治癒する。

 免疫細胞BAK療法による治療では、全体の76%で効果が表れた。以前、海老名教授の研究グループが65人のがん患者を追跡調査したところ、免疫細胞BAK療法を受けたあと、完治あるいは部分的に治癒した人は14%(6人)、6カ月以上がん面積が不変だったのは62%(26人)、不変または悪化が24%(10人)だった。

[1] [2] [3]

印刷版|コピー|お気に入りに登録
  • 分かち合うへrenren.com
  • 分かち合うへt.qq.com
みんなの感想

名前

コメントを書く コメント数:1

   

最新コメント
中根 巖   2015-01-0958.90.239.*
BAK療法についての取材、海老名卓三郎先生の特許による療法の特性は、臨床例にても理解できるが、更に突っ込んで、癌征圧の為の近代医療との組み合わせ、又免疫医療そのものの進展に対する技術の公知公開を国際医学の観点から研究戴きたいと思います。
  週間アクセスランキング
  おすすめ特集
  中国における日本企業

地方情報

北京|天津|上海|重慶|吉林|遼寧|河北|山西|山東|河南|江蘇|浙江|安徽|福建|江西|湖北|湖南|広東|広西|海南|四川|貴州|雲南|西蔵|青海|陝西|甘粛|寧夏|新疆|香港|澳門|台湾|黒竜江|内蒙古