中国国家観光局の李金早局長は15日、今年から、マナーのない中国人観光客を対象としたランク別の「ブラックリスト」の作成に着手することを明らかにした。「マナーに欠けた観光客の行動に関する記録の管理弁法」を制定・施行し、航空会社・旅行会社・ホテルなどと連携し、マナーのない観光客に関する情報の通報・責任追及制度を構築する計画だ。新華社が報じた。
李局長は以前、「国家観光局は、携帯電話のショートメッセージを通じて、海外の旅行目的地に到着した中国人観光客に対して、マナーを守った旅行を行うよう提起するメッセージを送る措置を講じる」と発表した。旅行会社各社は、海外旅行管理業務に関する研修を行い、旅行前に観光客に説明を行い、ツアーコンダクターは自らの職責を全うし、各業務の遂行を徹底しなければならない。また、国家観光局は、関係各方面と連携し、マナーを守らない観光客に対して、法律に基づく対応を行うと同時に、責任追及制度を構築する方針。
また、中国は今年、マナーに欠けた観光客の「現場撮影」活動を展開、マナーに欠けた行為が写った写真やビデオなどを、取りまとめて公開する。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年1月16日