2015年6月3日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

Apple新浪騰訊人民LINE微信RSS
人民網日本語版

トヨタが工場新設へ、VWに対抗

 2015年01月16日10:38

トヨタ自動車は生産能力拡大を停止する現状を変え、世界範囲(特に中国とメキシコ)で生産能力を拡大し、長春市や広州市などで工場を建設する可能性が出てきた。トヨタはこれにより、フォルクスワーゲン(VW)が販売台数1000万台を突破し、その王座を揺るがす状況に対応しようとしている。

◆トヨタが生産能力を拡大へ

先ほどトヨタの事業方針に詳しい4人の管理者がメディアに明かした情報によると、トヨタの3カ年の「完成車生産能力拡大停止戦略」が「解禁」を迎え、新興市場(特に中国やメキシコ)で再び生産能力を建設・拡大することになった。

北米トヨタのジム・レンツ社長兼CEOは現地時間2015年1月12日、デトロイトモーターショーでメディアに対して、「3年の停滞を経たトヨタは、新たな生産能力投資計画により沈黙を打破する。当社は成長のための成長ではない、これまでと異なる成長を再開する」と話した。

上述した消息筋はメディアに対して、トヨタは今後3軒の完成車工場建設計画を発表すると明かした。そのうち2軒は中国の長春市と広州市に、残りの1軒はメキシコに建設される。トヨタは中国とメキシコの工場建設の実現性に向けた初歩的なリサーチを完了しており、すでに準備を整えているという。中国北方の長春工場は、合弁会社の一汽トヨタの傘下に入り、南方の広州工場は広汽トヨタの傘下に入ると推測されている。

トヨタの事業方針に詳しい関係者はメキシコについて、「トヨタはメキシコ中部のケレタロ州、もしくはグアナフアト州でメキシコ2軒目の工場、初の乗用車工場を建設する可能性がある」と述べた。

世界自動車大手のうち、メキシコで全フローを含む完成車工場を建設していないのはトヨタだけだ。トヨタはマツダがグアナフアト州に持つ工場から、毎年5万台のOEM供給を受けている。またメキシコ北部のバハ・カリフォルニア州ティフアナにピックアップトラック工場を持ち、タコマを毎年6万3000台組み立てているが、この工場は全フローの生産能力を持たず、狭義乗用車の生産工場でもない。


【1】【2】

関連記事

コメント

最新コメント