蛟竜号 初となる試験的応用航行を実施へ
中国の有人深海潜水艇「蛟竜号」の試験的応用現場指揮部が明らかにしたところによると、同潜水艇は17日、初の試験的応用航行の第1回潜水を実施することになった。その主な目的は、長基線測位システムの実験だ。新華社が伝えた。
今回の潜水の深度は1000メートル以上になる予定で、主な目的は次の3つとなる。(1)潜水艇の状態の検査。(2)潜水艇の長基線測位システムの実験。(3)海底山脈における操縦技能の訓練。
今回の潜水では、同潜水艇の主任設計師の葉聡氏が操縦を担当し、中国科学院声学研究所の楊波氏、中国科学院瀋陽自動化研究所の劉開周氏が、同潜水艇の音響システム・運動制御システム・長基線測位システムをベースとする自律航法ソフトウェアについて検証する。同3氏は7000メートル級潜水実験で7020メートルの潜水に成功し、初めて7000メートルを突破した経験を持つ。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年6月17日