中国製プレスライン フォードの工場で稼働開始
済南二機床集団有限公司(JIER)がフォードのカンザスシティ工場に提供したプレスラインが、このほど検収に合格し、正式に稼働を開始した。中国が知的財産権を有するセダン向け高速プレスラインが海外大手自動車メーカーの完成車工場に進出したのはこれが初であり、セダン生産設備を長期的に輸入に依存してきた局面が打破された。人民日報が伝えた。
同工場に設置されたのは、ダブルアーム高速プレスライン。デジタル制御油圧カバー、同時制御、全自動金型交換、全ライン防護など各種のコア技術を応用し、タクトタイムは1分15回、全自動金型交換時間は3分間の、世界最先端のプレスラインだ。
JIERがフォードから受注したプロジェクトは、計5本の大型プレスラインで、初めて敷設され稼働開始した同ラインは、カンザスシティに新設された工場に設置された、同工場唯一のプレスラインだ。残る4本のプレスラインは、フォードのデトロイト工場で敷設中で、2014年1月に全面竣工を予定している。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年6月17日