世界海洋予報システム 中国が初公開
中国初となる、世界の大洋および東・南中国海をカバーする総合業務化海洋学予報システムが、17日に北京で発表された。科技日報が伝えた。
中国国家海洋環境予報センター長の王輝氏は、「同システムは現在、主に海面風速予報システム、熱塩循環予報システム、波浪予報システム、北極・南極流氷予報システムによって構成される。その予報区域には、全世界・インド洋・太平洋北西部・渤海・黄海・東中国海・南中国海・北極および南極地区が含まれる。将来的にはその他の地域および要素の予報を追加し、現在の世界予報システムを完備化する。また中国近海海洋学予報システムの研究開発と発表を強化し、予報センターのデータ予報能力建設の新たな飛躍を実現する」と語った。
世界海洋予報は大洋の航路、大洋の漁業、海洋プロジェクト、深海・遠洋資源開発、海上軍事活動、海上レスキューなどの分野に幅広く貢献し、技術的な難度が高く、高性能計算などが必要とされる。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年10月18日