中国の風力発電 2013年に成長率で世界一を奪還か
10月16日に開かれた2013年北京国際風力エネルギー大会・展示会で発表された報告書は、中国の風力発電業界が2013年に世界一の座に返り咲くと予想した。人民網が伝えた。
2012年に中国(香港・マカオ・台湾を除く)で新たに設置された風力発電機は7872基、新たに追加された風力発電設備容量は12.96GWで、2011年からの減少の流れを引き継いだ。2012年の世界風力発電新規設備容量ランキングで、中国は米国にわずか164MWの差を付けられ、首位をキープできなかった。
中国資源総合利用協会再生可能エネルギー専門委員会、中国再生可能エネルギー学会風力エネルギー専門委員会、世界風力エネルギー協会(GWEC)が共同発表した「2013年中国風力発電発展報告」によると、中国は2009年に米国を抜き世界の年間首位になってから、初めて世界一の座を米国に明け渡した。しかし中国の成長は依然として高い潜在力を持ち、2013年には世界一の座を奪還する見通しだ。
同報告によると、中国の風力発電業界は2012年にさまざまな進展を実現し、風力発電が初めて原子力発電を上回り3位の電力源となった。同時に発電量も初めて、電力全体の2%に達し、2011年の1.5%から上昇した。中国の風力発電の設備容量は、この3年間で25.8GWから75.38GWに増加し、累積設備容量で世界一の座を維持した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年10月18日